16歳で裏社会の構成員となり、過去2度の逮捕歴もあります。22歳の時、留置所の中で考えました。「自分についてくる仲間や後輩たちを、絶対に同じ目に遭わせてはいけない」と。建設会社を立ち上げたのも、表社会の仕事があれば彼らが道を踏み外すことはないだろうと思ってのことです。
それからは裏社会と表社会の仕事を掛け持ちです。事業のスタートは試行錯誤の連続でした。数年経っても経営は低迷。そのうち業務上の大事故が発生し、さらに裏社会の活動でも様々なトラブルが…。自分の器では耐えきれないほどの問題が一気に押し寄せ、ストレスで体を壊し、ドラッグにおぼれ、本気で自殺も考えました。 その頃、友人の営業マンから青木先生のCDをもらって、車の中で聞いてみたのです。「自分で悪い種をまいたら悪い花が咲き実となる。その実を収穫するのは自分」。その言葉が悩める自分に重なり、アチーブメントに電話したところ、青木先生が講師を務めるスタンダードコースを勧められたのです。
初受講では、「人生の土台に愛があれば人は変わる」「人は自らが選択しなければ、過去の犠牲者になることはない」など、青木先生のメッセージが心と魂に染みました。また、苦労を重ねて価値ある人生を勝ち取った青木先生を自分が目指すべき理想像と決め、人生のやり直しを心に誓いました。
受講後、会社に戻り社員たちにこれまでの自分の至らなさを土下座してわび、その上で酒・たばこもやめました。夢を叶えるには、その前に自分を律する必要がある。過去も含め、大切なものを本当に大切にする生き方。それができれば、人生は好転すると信じて。
今、私は裏社会と決別し、5つの会社を経営しています。おかげさまで、青年版国民栄誉賞といわれる「人間力大賞」の準グランプリを受賞することもできました。ただ、事業の成功より、自分と関わった多くの人たちに良き影響を与えることこそが使命。これまで全国各地で講演や少年更生活動を行ってきましたが、今年から保護司となり、行政や国とつながって、より幅広く社会のために役立つことができるようになるでしょう。
青木先生が私の人生を変えたことはかなりデカイことです。なぜなら私一人が変わったことで、数万人の人生を良き方向に導くことを可能にしたのですから。今後も自分の人格をしっかり磨きつつ、歴史に名を残すような社会起業家となるべく精進し続けます。
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自分の道を究めることを決意。
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退職勧告から一転。
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受講が再起のきっかけに。
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幾多の困難を乗り越え、
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