友人の紹介でアチーブメントを知り、2000年にスタンダードコースを初受講しました。35歳の当時は、レストランバーを開業して丸10年目。次の展開を模索していましたが、なかなか答えが見つからないでいたのです。思い返せば、バブルの絶頂期に勢いで開業。店は繁盛して毎日を楽しく過ごしていたものの、30歳を過ぎる頃から勢いが落ち着くとともに、人生の目的も不明確であると感じるようになっていました。そんな思いが、受講を後押ししたのだと思います。
講義は、本当に素晴らしいと思いました。それまで、ぼんやりと感じていたことが一つひとつ明確になり、「なるほど」と納得していくプロセス。そして、「自分も何か明確な目的を持って生きていこう」と決意を新たにしました。
さらには、その一環として時間やお金の大切さに気付かされたことも良かったです。以前は、閉店後によく飲み歩いていたのですが、そんな生活を改め、2001年に兄弟でラーメン店「津気屋」を開業。研修で目的を決めることの重要性を確認できたことがその展開に結実したと思います。
ここ数年の不景気の中で、弊社の同業他社も廃業に追い込まれ、生き残っているのは数えるほどになりました。弊社がこうして生き残り、業界を牽引できているのは、社名にこめた理念・想いを、社員と共有し続けた結果といえます。
受講してから10年、様々な事がありましたが、何度もスタンダードコースで得た学びに立ち返りました。確固たる理念が私と会社の経営を支え続けてくれたのです。
その後も私はアチーブメントでの再受講を重ね、学びを深めていますが、何よりの成果は選択理論を実践し、従業員と対話を心掛けるようになれたこと。そして、「お客様に感動を、社会に貢献を、取引業者様に繁栄を、スタッフに学びを、家族に愛を、私たちは、笑顔・感謝・思いやりを大切に千年後も世界で喜ばれる企業であり続けます」という経営理念を確立し、真剣に追求できていることです。
かつての私もそうだったように、飲食店では従業員を怒鳴りつけることが普通に行われています。それが、従業員が頻繁に入れ替わる定着率の悪さに結びついていました。しかし、当店の学生アルバイトは在学中の4年間勤めてくれる人がほとんど。それもこれも、面談を行って彼らの夢や目的を聞き、当社の目的と一致共有してもらおうとする私の思いを理解してくれているからだと思います。
津気屋を設立して10年。その間、従業員は5人から50人に、売り上げも10倍に増えました。さらに、社内には良好な人間関係によって従業員の不満や不安が取り除かれ、自ら行動を起こす人材を育成する風土も定着しています。そして、最も身近な存在からこの価値観を共有し、最重要なコミュニティである家族と会社に幸せと成功をもたらそうと、兄弟や妻とも受講をしています。
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